殺しは快楽 ページ24
結局ボンベ先輩は何がしたかったのか
憶測でしかないが、自分が仕える王様に気に掛けられている&組織内で話題に上がっていた私に接触した?
何故私を殺そうとしたのか
そしてそれを何故辞めたのか
分からないことだらけだが、確実に言えることはパン屋で会ったのは偶然ではなく故意と言うこと
そして絶対に立ててはいけないフラグを立てたと言うことだけ
Shu「うぅん……あれ? ボンベ先輩は? 」
今更復活した蝙蝠女がキョトンとした様子で周りを見渡す。お前わざと寝てただろと言いたくなる様な完璧なタイミングで起きやがって
てかそもそもコイツが私を連れ出さなきゃ変にフラグ立てることもなかったよな?
『帰ろ…』
Shu「あ! 置いてくなよ!! 」
『はぁ…』
机の上のパンを回収して私を追いかける蝙蝠女にため息をこぼした
………
……
…
——————
zm side
胸が躍る
体が疼く
あの黄色い瞳を思い出して身体が昂る
『はよ来週にならんかなぁ…』
俺の家は妖精に害を及ぼす全ての命を殺すことを生業にしている番犬。世間は俺らの事を”クー・シー”と呼んどった気がする
国を守る番犬なんて周りは言うとるけど本心はただ殺すのが好きなだけや
俺の両親も、親戚も、もちろん俺も
命が自分の手によって消えていくのに興奮する
俺の牙が柔らかい肉の奥深くに突き刺さる感触に体は昂り、頭に響く命の悲鳴は思考をドロドロと溶かし理性を飛ばす
そして真っ赤な鮮血で彩られた肉塊を気の済むままに貪り食う
『あー…殺したい。嬲ってグチャグチャにして引き摺り回して千切って切り刻んでそんで、食いたい。』
暇つぶし程度に会ったネズミ
シッマは言わずもがな、あの愉悦第一のトントンや他人は餌か駒としか思ってないオスマンが手に入れようとしているネズミに興味はあった
昨日わざと接触して飯食わした時はこんなもんかと気持ちが冷めて、無駄足やったなと殺そうとした
手加減するつもりはなかった。本気で殺すつもりやった
けど気が緩んどったやろうな
漏れ出た殺気に感づかれて攻撃を躱されてしまった。けどそれなりの奴でも俺の殺気には気づかん
貼り付けた様な笑みを浮かべて俺に問いかけるアイツの目を見て察した
アイツもこっち側の人間やん
殺される側じゃなくて殺す側の目をしとった。何度も殺し合いをしている奴の目。つまりそれだけ殺してきたと言える
『はよ殺し合いたいなA。』
久しぶりに満足できる殺し合いが出来ると胸を躍らせた
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猫狗(垢2)(プロフ) - 語彙力がなくなるぐらい好きです！（元からないけど）ファンアート描いてもよろしいですか…？ (5月4日 12時) (
レス) id: 4908f9a72d (このIDを非表示/違反報告)
黒狐 - 更新だぁ!!ちょっと待ってciさんストーカーになってるww (4月8日 18時) (レス) id: fb020f6fb3 (このIDを非表示/違反報告)
アホです - キチャーーーーー (4月7日 22時) (レス) @page36 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
ささみ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！ずっとお待ちしておりました！！！！！！ (4月7日 22時) (レス) id: 2847a8f427 (このIDを非表示/違反報告)
ハイドレンジア - ギャグ要素もありつつ､よく練られた設定やストーリーがとても面白く､読んでて楽しいです｡一気読みしました｡これからも素晴らしい作品の更新頑張ってください｡ (4月7日 16時) (レス) @page34 id: d6ce31fddb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウシベコ | 作成日時：2023年7月2日 13時
