おねだり ページ14
セコイ手を使っても負けた相手があっさり自分との契約をものの数時間で切って帰ってきた
それがプライドを傷つけたのか知らないがこれは非常にまずい
『い″っ…』
shp「あ、甘噛みしたつもりやのに血出てきた。」
突然私の耳たぶを噛んだそいつは今度は血を舐めとるように耳たぶに吸い付いた
私は体を軽々と持ち上げすぐ側の木に押し付け影で拘束された。勿論声が出せないように口を塞いで
『んんんんー!! 』
shp「安心してください。先に行った人らなら俺が作った
いやそういう問題じゃねーんだな!!
shp「俺、初めてAさんにあった時はええロリが居ったわって思ったんですよ。3年間は自分の欲求満たせるなって。」
鼻先と鼻先が当たる距離まで顔を近づけその気だるげなアメジストの瞳をどんどんと暗く濁らせていってる
shp「やけど親睦会の時まんまと踊らされて醜態晒す羽目になって、今度は自分から勝負挑んで返り討ち。ほんま笑えますよね? 」
いや、全然笑える顔してない
歪に口角を吊り上げわずかに開いた口から除く鋭い犬歯。アメジスト色の瞳は完全に暗く澱んでいた
慣れた手つきで上二つの制服のボタンを外して露出した鎖骨に顔を近づけた
shp「…俺に勝っておきながら、欲がないから要らないなんて言わせない。」
ガリッ
『ん″ん″っ!! 』
皮膚を破るどころか鎖骨にまで簡単に食い込んだ牙。久しぶりに感じるあまりの激痛に身をよじろうとするが全く身動きできない
ミシミシと音を立てる鎖骨から何かが全身に流れて行くのを感じる
これはショッピの魔力…?
他人の魔力が体内に直接入ってくるなんて型違いの輸血をする事より拒絶反応が出る行為だ。普通に死ぬ
案の定目の視点が乱れ、息が荒くなり激しい頭痛がしてきた。体にも力が入らなくなっていく
『っ…』
shp「ははっ良いですねその顔。」
満足したのか鎖骨から顔を離して影の拘束を解いた目の前の男。力が入らないので倒れ込もうとするが抱き抱えられた
shp「俺の魔力はどうですか? 早く抜いて欲しいですよね? 俺におねだりしてくださいよ? 」
ドロドロとした蜂蜜のように甘ったるい悪魔の囁きが私の頭を麻痺させていく
『……します。』
shp「ん? 全然聞こえんけど? 」
『お願い、しますっ…ショッピさんっ』
shp「やれば言えるやん。」
そう言ってまた鎖骨に噛み付いた
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猫狗(垢2)(プロフ) - 語彙力がなくなるぐらい好きです！（元からないけど）ファンアート描いてもよろしいですか…？ (5月4日 12時) (
レス) id: 4908f9a72d (このIDを非表示/違反報告)
黒狐 - 更新だぁ!!ちょっと待ってciさんストーカーになってるww (4月8日 18時) (レス) id: fb020f6fb3 (このIDを非表示/違反報告)
アホです - キチャーーーーー (4月7日 22時) (レス) @page36 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
ささみ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！ずっとお待ちしておりました！！！！！！ (4月7日 22時) (レス) id: 2847a8f427 (このIDを非表示/違反報告)
ハイドレンジア - ギャグ要素もありつつ､よく練られた設定やストーリーがとても面白く､読んでて楽しいです｡一気読みしました｡これからも素晴らしい作品の更新頑張ってください｡ (4月7日 16時) (レス) @page34 id: d6ce31fddb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウシベコ | 作成日時：2023年7月2日 13時
